架空ブログ撲滅とかいう謎の正義感
「借金ブログ」というカテゴリーのブログをたまに見ている。
私は今は借金が無いのだが、ブログを通して他人の人生を覗き見るのは面白い。
そんな中、人気借金ブログなどに対して「架空だろ!」と難癖をつける架空ブログ撲滅サイトなるものがあることを知り、暇な人間もいるものだと思った。
そもそもブログの内容が事実なのかを確かめる術はないし、確かめる必要もないと思う。
そして、ブログ主自身が読者に対して事実を書かなければならない責任も無いと思う。
(著しく公益を損ねる場合は除く。デマを撒き散らして社会を混乱させる場合など)
多くの読者はブログ主に対してお金を払って記事を読んでいるわけではない。
他人が書いた文章を「タダ見」しているだけである。
そんな「タダ見」客がブログの内容に対して「架空だ!」とか「騙された!」とか叫んでいるのは滑稽である。
架空ブログ撲滅などしている方々は、国民を騙して税金を私物化している与党政治家の方々に対しても同じように正義感を働かせてくださっているのでしょうか?
お金も払わずにタダ見をしているブログの管理者に対しては怒りを露わにするくせに、自分たちのお金を奪っていく政治家をスルーするのはどのようなダブルスタンダードなのでしょうか?
弱者の嘘には厳しいくせに強者の嘘には寛容なのが日本人。
結局架空ブログ撲滅サイトなんてものは、そんな見当違いの正義感にすぎないと思う。