日本には本当の保守がいない
現在の日本は保守政治家が力を握り、ネトウヨ理論が大手を振っている。
しかし、現代日本の「保守」は本来の保守ではない。
本来の保守は、先日亡くなった半藤一利のような人のことだと思う。
私は、半藤一利の死をもって、日本に本当の保守はいなくなったと思う。
のこりの自称「保守」は、全て偽物である。
日本の凄さを語り、中韓を攻撃し、改憲を唱えている今の日本の保守は、保守ではなくただの「馬鹿」である。
半藤一利や司馬遼太郎、山本七平のようなかつての保守は、第二次世界大戦の時の日本の愚かしさを知っていた。
だから行き過ぎた自国中心主義の危険さを知り、自己抑制がきいていた。
今の保守は無責任に第二次世界大戦時の日本を賞賛し、他国を見下げて、夜郎自大に陥っている。
かつての本物の保守達が批判した大戦時の日本の愚かさを、今の偽物の保守達は繰り返そうとしている。
これが現代日本の不幸である。