怒りの矛先が間違っている
福島原発事故について、「福島でこんなふうに放射能汚染が進んでいる」みたいな話をすると、「風評被害だ!」とか「福島の人の気持ちを考えろ!」という連中が多い。
たしかに自分の住んでいる地域の汚染について語られるのは面白い話ではないだろう。
しかし、「福島の汚染について語る人間」ばかりが悪者にされて、「福島を汚染させた人間」が見逃されている風潮はおかしくないか?
原発を日本中に建造した自民党政権の罪業が許されているのはおかしくないか?
あの原発事故に対する真摯な反省もなく再び原発再稼働を進めた自民党政権は何故与党のままでいられるのだ?
日本人は問題の根本原因を作った黒幕を守るために、
その問題を追及する人間の方を攻撃するという習性があるようだ。
たとえばもりかけ・桜騒動。
あの問題を引き起こした安倍晋三を守るために、
「野党は無駄にもりかけ・桜問題を追及して国会審議の時間を無駄にしている!」
みたいに。
その怒りの矛先は間違っている。
あなたが怒っている間に本当の悪い奴らはほくそ笑んでいるのだ。