安易な萌えキャラの使用から見る日本人の幼稚さ
このブログではあえて強調することはしないが、私はオタクである。
個人的には萌え絵は好きである。
しかし、昨今の何でもかんでも萌えキャラにしてしまう安易さには反吐が出る。
わかりやすい例で言えば「艦これ」だろう。
私も艦これの絵は好んでみるが、それは絵が好きなのであってあのコンセプトに賛同しているわけではない。
戦艦を美少女萌えキャラにしてしまうという安易さと歴史に対する冒涜には我慢がならない。
戦艦のことを調べようとネットで検索をすると萌え絵(時にはエロ絵)がヒットしてしまう異様さには辟易する。
そのくせ艦これ豚どもは「自分は歴史を知っている」という顔で、先の大戦を美化し、正当化しようとする。
先の大戦の歴史を一番汚しているのはお前らだろうに、と思う。
私から見れば萌え絵なんてものはポルノと一緒である。
それを見て欲情する人間(管理人もその一人)がいるのだから、ポルノと大差ない。
そんなポルノを公共の場に堂々と出し、あまつさえ町おこしや役所・企業のPRに使おうなどというのは正気の沙汰とは思えない。
元々オタクの世界などというのは現実逃避者の妄想ワールドにすぎないものであって、家の中で他人に見られないようにコソコソ楽しむものだ。
それを「表現の自由だ」ということで正当化して、見たくもない人間にまで見せようとするのは公開オナニーを見せられているようで気分が悪い。
こんなのを放置している日本社会は異常である。
現実逃避の妄想が堂々と市民権を得ているのは日本人の、日本社会の幼稚さを表すものであろう。
最近だと『鬼滅の刃』の人気にあやかって首相が漫画の中の言葉を引用する。
馬鹿かと思う。
私は漫画そのものを否定はしない。
しかし、漫画以上の知的教養を持たない政治家や日本の大人たちを軽蔑する。
この国には知性が無いし、知性が無ければいけないという考えがない。
反知性主義の極みだ。
これでは日本が衰退するのも当然だろう。