その仕事、今本当に必要ですか?
日本で働くということは、日本の職場の理不尽に付き合わされるという事だ。
以前から感じていたことだが、日本人は仕事を増やす天才である。
特に意味もない無駄な仕事を作り出すことに関しては世界一である。
例えば、職場で電子メールを使うようになった頃(2000年前後?)、電子メールでは本当に相手が見ているのかわからないからという理由で、電子メールを送信した後に「電子メールを送ったので見てください」と電話をかけたという話を聞いたことがある。
これはただの冗談だと思う(思いたい)のだが、このような事例は日本の職場にありふれていないだろうか?
現在、コロナ禍という未曽有の危機を迎える中で、日本の職場は今こそ不要不急の業務を切り捨てる絶好のチャンスである。
私もコロナ禍で自分の職場の無駄な業務がなくなることを期待した。
無駄な出張、無駄な会議が減ることを期待した。
しかし、結果は変わらなかった。
むしろコロナ蔓延防止という名目でさらに無駄な業務が増えただけだった。
私は思った。
日本の職場なんぞに期待した自分が馬鹿だった、と。
日本が一回滅びでもしない限り、無駄な業務はなくならない、と。
私は無駄な業務をできるだけさぼり、できるだけ多くのリソースを必要な業務の方に振り向けることを心に誓った。
日本人は仕事を増やす天才である。
しかし、仕事を減らすことはできない人々である。
日本人は効率的にお金を稼ぐために仕事をしているのではない。
仕事をするために仕事をしているのである。
お金を稼ぐことが目的ではなく、仕事をすることが仕事の目的なのである。
(少なくともそう見せようとしている)
付き合いきれない。
君たちだけで勝手にやってくれ。
私はなるべく効率のいい道を選ぶ。
職場の無駄な仕事と一緒に心中する気はない。